Geeetech社のキットプリンターの違い

よく調べずに高い方がいいだろ!と思って “Geeetech Prusa i3 Pro X” を購入して少し後悔したので、他の方が同じ過ち() を繰り返すことのないようにここにメモっておきます。

(この記事ではデルタ型プリンターや筐体タイプのプリンターには触れません。悪しからず。)

日頃お世話になっている、Geeetech社では Prusa i3 タイプ のプリンターを以下の 6種類 リリースされています。

そもそも Prusa i3 タイプ って何?

一言に3Dプリンターといっても、色々な形状のものがあります。
これらのキットみたいに、ビルドプレート (出力されるオブジェクトが乗っかるとこ) が完全にむき出しなものであったり、筐体タイプのものであったり。

そのうち、Original Prusa i3 というキットをベースに コピー したものを、Prusa i3 タイプと呼んでいるようです。

この Original Prusa i3、世界の3Dプリンター界 (?) ではかなり有名なプリンターで、色々な3Dプリンターと比較するベンチマークとなっていたりします。

その名の通り、Josef Prusa さんが開発したプリンターです (^^)/
(とっても気さくな方です!苗字は本来はプルーシャと読むのが正しいらしいですが、英語で話している時は、本人もプルーサ/プルーザと読んでいるようです。)

このプリンター、とても多機能 (MK3は特に) で、構成されている材料や機能などを考えると、決して高くはないのですが、私のような学生にとっては予算オーバーです。。。
(最新の MK3 が 完成品で $999、キットで $749。一個前の MK2S は MK3のリリースに伴い値下げされ、完成品が $899、キットで $599 となりました。まだまだ高いですけどね・・・)

そこで、より安くアクリルで作れるように、と設計されたのが Thingiverse に上がっているこちらのアクリル製 Prusa i3 です。

リリース時期的 (2015年頃だったと思います) に、これを コピって 製品として販売したのが Geeetech社 だったみたいですね。

で、どれがいいの?

まぁまぁ落ち着いて下さい。

リリース日が明記されてないので、Wikiの更新履歴とかから考察したものですが、Geeetech社のプリンターの遍歴を見てみるとどれを選べばいいのかがわかってきますよ。
(最初っからこれをやっておけば後悔しなかったのに。。。チクショウ…)

先程のThingiverseのモデルを見ると、X軸を固定するパーツが3Dプリント部品となっていると思います。

Geeetech社 の初期の Prusa i3 タイプのプリンター (現在の B) は、以下の画像のように、3Dプリント部品が用いられていました。

(出典: 公式Wiki)

写真から分かってしまう通り、プリントクオリティは 非常に残念 です。
(自社プリンターで作ってるんでしょうけど、これじゃウチのプリンターではこれが限界ですって言ってるようなもんですわなw)

この頃にも既に アルミフレームの Pro A は存在していました。
Originalのコピー品ということになるんですかね 笑

これらの後に追加されたのが (多分)、Pro X です。
当時は 3Dプリント部品 に代わって アクリル製部品 が用いられ、さらにより洗練された (?) デザインとなることで上位のモデルと設定されていたのでしょう。

さらに後にリリースされる M201 では、3Dプリント部品の代わりに金属製の部品が用いられるようになり、さらにデュアルエクストルーダー (Bowdenタイプ) に対応するなど、さらなる進化を遂げます。

この金属製部品は板を曲げて穴開けるだけの簡単な部品です。
恐らく3Dプリントするより製造効率がよかったのでしょう。(3Dプリントは時間が掛かりますからね。)
この後に Pro B, C にもこの部品が用いられるようになります。
(Wikiがないのでわかりませんが、恐らく Pro C はこのタイミングで ダイレクトドライブデュアルエクストルーダー 搭載モデルとして追加されているものと思われます。)

アクリル製3Dプリンターをお持ちの方は、既にお気づきかと思いますが、プリント中に フレームがフニャフニャ曲がる んですよね。
(まぁそんな人は読んでないかw)

これの対策としてリリースしたのが、Pro B をベースに アルミフレーム化 した Aluminum Prusa i3 です。

全てまとめると以下の順番となります。

  1. Pro A + B (3Dプリント部品)
  2. Pro X
  3. M201
  4. Pro B (金属部品) + C
  5. Aluminum Prusa i3

・・・どうですか?見えてきましたよね?

私は最も設計が古いアクリル製プリンターを選んでしまったのです… orz
(マイナーチェンジ多すぎて説明書がカオスですw 不良品掴んだおかげでもっといいプリンターを頂きましたが)

2018年1月現在、Pro X を選択するメリットは、正直ありません。
Thingiverse でも B, C の方が 部品が多い ですし、より 安く買える のに 金属製パーツが使われている のは魅力的です。

M201 ではフィラメントをエクストルーダーから離れた場所から押し出す、Bowden タイプ が用いられています。
これは TPUなどの 柔らかいフィラメントを使えない ことを意味します。

・・・もうお分かりですね?

いまから Geeetech社Prusa i3 タイプ の 3Dプリンター を購入するのであれば、用途や予算に合わせて、B, C, Aluminum の中から選びましょう (^^)b

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・でもね?

さて、Prusa i3 タイプ のプリンターの選び方が分かったところで、Original以外のPrusa i3を買っていいのか を考えましょう。
・・・最初からやっとけよ!(; ・`д・´)

答えは NO です。

Anet社A8 とかもレビューはよさそうですが、アクリル製プリンター に総じて言えるのが、フレームが曲がってしまうこと。

こればっかりはどうしようもないです。

プリントクオリティにダイレクトに現れてきます。もう本当に。

絶対後でより良いプリンターが欲しくなりますw

じゃあどれを選べばいいの?

アルミフレーム の Prusa i3 コピーマシン を購入するのもアリかとは思いますが、現在最も評判のいい Creality の CR-10シリーズオススメです

Creality CR-10 は、現在 Original Prusa に次いで、最も評価されているプリンターです。

アルミ押出材を用いたフレーム と、ダイレクトドライブエクストルーダー、それから何より 大きなビルドプラットフォーム がお勧めです(^^)/ (後から変更するとなると結構大変ですからね)

一番評価されている CR-10 は恐らく日本の家にはデカすぎるので、CR-10 Miniちょうどいいくらいのサイズ で、かつ 安価 で良いチョイスだと思います。
(2018年1月8日現在 Banggood で 34,830円 (送料無料, もしかすると税金かかります) でした。)

私は Creality の回し者ではありませんし、アフィでもないのでご安心ください。
単純に欲しくて色々調べてるだけですw

お年玉で一台買おうか迷っています…マジで… (そうすると家に3Dプリンターが3台あることになってカオスなのですが笑)

Geeetech社 からもほぼ同タイプの A30 というプリンターが発売されているのですが、レビューがないのでいいのかどうかはわかりません…
(中国の3Dプリンターメーカー各社が、ほぼ同時にコピー商品を販売してる姿はちょっと滑稽ですねw Creality、特許取ってるはずなんですねぇ…)

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