HyperCube 3Dプリンターのビルドログ 第4回目は、ビルドプラットフォームを組み立てていきます!
フレームの組み立て
この写真の真ん中に写っている3本のフレームを使って組み立てます。(単体の写真を撮り忘れました…。)
あとで調整が必要となるので、とりあえず 仮組み します。
ベッドサポートの取り付け
ヒートベッドを取り付けるマウントとなる、Bed_Support_v1.1 です。4点支持ですので、4つプリントしました。
(大きなヒートベッドを使うようであれば、真ん中にフレームを追加して、5点支持とした方が変形が少なくて済みます。)
取り付けます。こちらも調整が必要になるので仮組みです。
ナットマウントの取り付け
Z_ nut_mount_v1.1 です。この部品がビルドプラットフォームの全重量を支えます。
Infill は他のものと同様、50% でプリントしましたが、より高い値を指定したほうがいいかもしれません。
3点で固定します。こちらもできる限り中心にくるよう、計測しながら取り付けました。
ベアリングの取り付け
Z軸のスムースロッドに接続するベアリングを取り付けます。
LM8UUベアリングです。
こちらもLM8″L”UUベアリングと同様、3Dプリンター界では非常に有名なベアリングです!
LM8LUUのちょうど半分の長さでつくられています。
プリントパーツは Z_Carriage x 2, Z_Carriage_clamp x 4 です。
M3 x 20 mm なべネジとナットで固定していきます。ぴったりハマるので気持ちがいいです(*´ω`*)
組みあがった状態です。
組み立てる時には、ベアリングの中のボールの位置が 約45度 ずれるように固定してみました。
Tech2C氏は特に指定していませんでしたが、こちらの方がガタが出づらいのでは・・・と思っての設定です。実際に効果があるかはわかりません ()
ベアリングを組み付けると、ビルドプラットフォームは完成です (^^)b
・・・基本的にはね…。
Z軸スムースロッドの取り付け
ビルドプラットフォームを直線移動させるためのスムースロッドを取り付けます。
スムースロッドの取り付けには、Z_Shaft_Clamp_v1.1 を使います。(単体での写真を撮り忘れました…。)
このように四点を仮組みします。
Z軸に使うスムースロッドは 8 x 350 mm のものです。これより若干短くてもいいかもしれません。
先程、取り付けたクランプに通していくのですが、無理に力をかけるとこのように割れてしまいます… (私は 4個中 3個 破壊しました…(´・ω・`))
グリグリと回転しながら、焦らずに ゆっくりと入れていきましょう。
調整を行う為、まずは下部だけを固定します。(上部はスライドさせておくといいと思います。私はTスロットナットが引っかかってしまうのが嫌で、外してしまいました。)
このとき、クランプは左右に動くようにしておき、ロッドはクランプにしっかりと固定します。
ロッドが地面と接触しないよう、少し浮かせておきました。
問題発生
先程取り付けたZ軸スムースロッドにビルドプラットフォームを通します。
モーターのシャフトが、ナットマウントのセンターにくるように調整する必要があるのですが、横方向に合わせても前後方向が合いません・・・。
それもそのはず。
この3点が直線上に調整されている必要があり、それを忘れていたのです…( ゚Д゚)
ただこれ、そのまま合わせるのはすごく難しいです・・・。
そこで私はオリジナルのデータから色々と採寸し・・・
Z_nut_mount を再設計しましたw その名も Z_nut_mount_v1.2! (オリジナルは1.1ですw)
補強部もオリジナルより大きめにしています。(ただその分少しナットがキツいかも)
ちゃちゃっとプリントして (1時間くらいでした)
リードスクリューのナットを M3 * 10mm なべネジ で 固定します。(こちらのナットには既にネジが切ってあるので、ネジをとめるナットは必要ありません。)
で、この v1.2 は何がいいかっていうと・・・
こうやって調整できるのです ( ゚Д゚)b
左右のフレームを繋げてる135mmのフレームをうまく調整してやります。
そしてクランプなど、各部を調整しながら取り付けるとこんな感じに (*´ω`)
リードスクリューが全ての位置でスムースに回るように調整しなきゃいけないのですが、多分私はこの調整に3~4時間つかいましたw
いやー疲れた・・・。
で、調整中にさらにもう一つ気付いたのですが・・・
oh… 浮いてるゥ… (´・ω・`)
モーターがフレームを支えてましたw
Tech2C氏は恐らく、フレームにゴム脚をつけていらっしゃるので、この問題に気づかなかったのでしょう。(もしくは少し低めのモーターを使っているのかもしれません。)
とりえあえず 2mm ほどフレームを持ち上げると着地しました (^^)b
そんなこんなで、今日の目標であったビルドプラットフォームの組み立ては完了です!
次回は X軸ロッドを取り付けます!
今回購入した材料と費用は 特にありません。
詳細は 前回 までのリストをご覧ください!
シリーズ全体の総計: \15,659
・・・強いて言うなら追加でプリントした材料費くらい…? (追加しないけどw)