HyperCube 3Dプリンター ビルドログ #2

ビルドログ2回目にようこそ!

今日は 前回 組み立てたフレームに、プリントパーツやその他の部品を取り付けていきます!

様々な改良部品があるようですが、とりあえず最初のビルドでは全てオリジナルのものを使用することにします。
何か問題があればすぐにプリントして交換すればいいですしね(*´ω`*)

ただ、複数台3Dプリンターを持っていない方は (普通はそうw)、プリントパーツが全て組み終わるまでは前のプリンターをバラしてはいけません!
もし部品を壊してしまったりすると、悲しいことになります…(´・ω・`)

さて、こちらがプリントした全てのパーツです。PLAでプリントしました。

ABS とか PETG とかの方が、高温にも耐えられますし、強度も高くて好ましいのですが・・・。

ABS はプリント時の反りが強すぎて論外だし、PETG は地味に高く (1kg 3,500 ~ 5,000円くらいします)、使ったことがないから失敗が怖いので、とりあえずは安く簡単にプリントできる PLA で組み立てていきます。

プリント設定は、Layer height 以外はオリジナルと同様です。

  • Layer height (レイヤーの高さ): 0.2mm
  • Top/Bottom layers (最上部と最下部のレイヤーの数): 3
  • Perimeters (それぞれの層のアウトラインの周回数): 3
  • Infill (インフィル、充填材(?)): 50%

プリントにかかった時間は30時間くらいだったと思います。4日間くらいかけてプリントしました。

XY軸ジョイナーの組み立て

最初はY軸のスムースロッドを取り付けるのですが、取り付けるにあたって XY軸ジョイナー を通す必要があるので、先に組み立てます。

使うプリントパーツは XY_Joiner_v1.1XY_Clamp_v1.1 をそれぞれ2つずつ。

Joinerの方はサポート材を使用しないとオーバーハング部が垂れまくりますw
ベルトの高さが左右で異なるため、ミラーリングをする必要はありません。

まずはベルトが通る、ベアリングを取り付けます。

ナイロンロックナットM3 * 20mm なべネジ を使って固定します。
(1/10 スケールの車のラジコンをやったことのある方なら、このナットの便利さがわかるはずw)

回転部品ですし、常に動き続ける部品ですので、ナイロンロックナット必須 といえるでしょう。
ただ、ちょっと高いナットですので、普通のナットを使うのであれば、中~高強度のネジロック剤は必ずつけておきましょう。(じゃないと多分プリント中にバラけます。)

取り付けるとこんな感じ。
2枚のベアリングを向き合わせてそれぞれ固定します。

ガタが大きめのようですので、プリント部が少し変形するくらいまで締めこみました。
これでもスムースに回りますよ (*´ω`*)スルスル~♪

お次は LM8LUU リニアベアリング です。Y軸スムーズロッドが通るベアリングです。
3Dプリンター界ではとても有名なベアリングです!

同様に M3 * 20 mm ネジ と ナイロンロックナット で組み立てると完成です。一気にカッコよくなりましたね (*´ω`*)

注意点として、ベアリングのこちら側は プリントパーツの端っこツライチ になるようにしてください。
これによってビルドボリュームが稼げます!

追記 (18/02/04):
ベアリングはそれぞれのジョイナーに 4個ずつ 組付けなくてはなりません…
私はこの記事執筆時点では完全に忘れてましたので、真似される方はご注意ください…。
-> 詳細: ビルドログ #7

Y軸スムースロッド

次は、フレームにスムースロッドを取り付けていきます。
ただその前に確認しておきたいことが・・・。

中国の海外向け通販サイト Banggood で購入した “オプティカル”スムースロッド (300mm) です。

Tech2C氏によるこちらの動画を見ると、外径が違うと騒音の原因になるとのことだったのですが・・・

oh… (´・ω・`)
まぁ安かったのでそこまで期待はしてなかったのですが、-0.06mmはちょっと予想外でした・・・

ちなみに、製品仕様は以下のようになっています。

精度は g6 ~ h6 となっているようですが、MIKI PULLEYさんが公表されているはめあい公差の一覧表 によると・・・

0 ~ -14 “μm” となっています。つまり 0.014 mm の誤差までは規格内とのことですが、う~んこれは・・・

流石中華クオリティといったところですかね・・・
これじゃ全然、”オプティカル (光学)” 用途に使えません (´・ω・`)

まぁ組み立ててみてどうなるかを見てみましょう。

Y軸スムースロッドの取り付け

取り付けに使うプリントパーツは、Y_Shaft_Clamp * 3Y_Shaft_Clamp_Left_Motor * 1 です。
写真下の、長いのが Left_Motor の方ですね~

こちらは固定部品ですので、M3 * 10 mm と 通常の M3ナット でクランプを締めこみます。

こんな感じ。当然ながら、本締めはまだです 笑

スムースロッドをフレームに取り付ける前に、クランプと先程組み立てた XY軸ジョイナー を通しておきます。

おぉ、なんだかそれっぽい (`・ω・´)

フレームはこのように倒して作業すると、ナットが落ちないので楽です。
取り付けには ビルドログ #1 と同様、M5 ボタンボルトTスロットナット を使います。
ただ、M5 * 8 mm だとナットまでネジが届かないので、こちらには M5 * 10 mm を使います。

左前側のモーター部は薄くなっており、10 mm だとこのように浮いてしまうので、 M5 * 8mm を使いましょう (^^)/

組みあがるとこんな感じ (^^)b
手で押してみてもガッチリしてます!

ただ、やっぱりXY軸ジョイナーがグラグラする気がします… どうしたものか…

 

さて、長くなりそうなので、今回はここで区切りますw
次回も同様の作業を続けていきますよ~ (^^)b

 

今回購入した材料と費用は以下の通りです。

  • 3D プリントパーツ (Amazon, Geeetech 純正 PLA)
    • 200g 強のフィラメントを使用しましたので、計算では \500 としておきます。(ゼロからHyperCubeを作りたい!という方がいらっしゃいましたら、同じくらいの価格でお譲りしますw お気軽にご連絡ください (^^)/ )
  • スムースロッド (Banggood, 8 x 300 mm)
  • ベアリング (Banggood, 10個 x 2パック)、エンドストップ (Banggood, 3個)
  • LM8LUUベアリング (Banggood, 2個)
    LM8UUベアリング (Banggood, 4個)
    銅ブッシュ (Banggood, 10mm,  10個 x 2パック)
    スムースロッド (Banggood, 8 * 350 mm)
    近接センサ (Banggood, オートレベリング用)

    • 銅ブッシュは1パックで充分です。多分ミスって購入しましたw
  • ネジ、Tスロットナット等
    • 前回 のリストをご覧ください。

計: \4,164

シリーズ全体の総計: \13,206

 

Banggood は クーポンをたくさん発行してくれるので、結果として Aliexpress よりも安くなることが多いです (^^)b
国内のお店じゃこの価格には収まりませんよね… 資源大国うらやましい…

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