ビルドログ #5 へようこそ!
今回は X軸ロッド を取り付けます!かっこE!
X軸ロッド
全ての軸には直線運動を行わせるためのガイドとなるロッドが必要です。
HyperCube 3Dプリンターの場合、Y軸やZ軸は動かないので重くて頑丈なスチールロッドでも構いませんが、X軸はY軸の動きに合わせて前後に動き続けます。
素早く動かすためには、軽くしておかなければ、ステッピングモーターが脱調してしまいます。
かといって真っすぐじゃないとプリントの品質にも影響してきます。
じゃ、軽くて頑丈な材質はというと・・・?
やっぱカーボンでしょ!!!
というノリかどうかはわかりませんがw
Tech2C氏も当初はアルミチューブを使っていたのですが、Build Log #16 でカーボンチューブに交換されています。
さらに以下の動画では、軽ければ軽いほど品質がよくなるということを紹介されてます。
品質もさることながら、見た目がカッコいいですよね!()
Banggood にて、10 * 500 mm のものを購入しました。
上記の動画でTech2C氏も仰っていますが、X軸ロッドとして使うカーボンチューブは、Roll Wrapped (ロール巻き) のものである必要があります。
Pultruded (引き抜き成形) のものは、カーボンの繊維がチューブの全長にわたって繋がっておらず、真っすぐでない上に、途中で折れてしまう可能性もあります。
カーボンチューブのことを調べる前は、「すげー高そう(小並感)」 とか思ってたんですが、1本 500円以下 と意外とリーズナブル。(Amazonでも似たようなのが 2本 1,800円 くらいで売ってました。この価格でも十分安いw)
本来はクアッドコプターとかに使われるもののようです。ドローン普及の恩恵ですな(*´ω`)
このチューブには、他の軸で使ったようなベアリングではなく、内側がコーティングされている銅で作られたブッシュを使います。
(ベアリングだとカーボンチューブが削れるらしいですw)
ただ、カーボンチューブはこのような使い方が想定されているわけではないので、外径が場所によって異なります。
このブッシュがスムースに通るまでひたすら #400 くらいの紙ヤスリで磨き続けます ( ゚Д゚)
(これがまたしんどい作業で、約4時間ほどかけて2本を完璧にスムースにしました。もうやりたくない。。。)
スムースにできたら、360 mm にぶった切ります。(10 * 360 mm のものが売っていればそれでいいんですけど、そんな半端なものは売ってません…)
ある程度真っすぐに切りたかったので、こんなものを作ってみました。
(デデーン) ソーガイド です!
すぐに使いたかったので、プリントが40分くらいで終わるよう、ちっこく作りました。
360 mm を測って、あとはひたすらぶった切っていきます。
(確かこの刃は木工用ですが・・・) 意外とザクザク切れます。
結構綺麗に切れました (^^)/
でも流石カーボン。
水拭きしても、消せない跡が作業台 (ベッド) に残りましたw
恐らくすごく細かい粒子が、天板の塗料の隙間に入り込んでしまっているのだと思います。
こんなものを吸ってしまうとどうなるかは明らかですので、切削作業をする際には、マスクを必ず着用 しましょう…。(私はアホなのでしませんでしたがw←)
余った 10 * 140 mm くらいのカーボンチューブです。欲しい方がいらっしゃいましたらタダでお譲りしますのでご連絡ください (^^)b
XY軸ジョイナーに切断した2本のロッドを通してみました。
黒いフレームと相まって、非常に格好いいです(*´ω`)
本当はホットエンドの取り付けも今回行いたかったのですが、長くなりそうなので今回はここまでです!
次回こそ、3Dプリンターの要、ホットエンドを取り付けていきます!
今回購入した材料と費用は以下の通りです。
- カーボンチューブ (Banggood, 10 * 500 mm * 2), GT2ドライブプーリー (Banggood, 20T * 2)
- 3Dプリントパーツ、ネジ類等
- 前々回 までのリストをご覧ください。
計: \1,182
シリーズ全体の総計: \16,841
( ゚∀゚)o彡゚かーぼん!かーぼん!